Karasuzu Alley
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クレナイアオバ 好きなシーン・台詞
姫上家さまの同人誌、「クレナイアオバ」の感想……ではありません。
完全にネタバレ、抜粋です。知らぬ間に記事が消えているかもしれません。
買う・読む予定のある人はこの記事を見ない方がいいです。
興味を持ってくれたらいいかな……って考えですね。
ちなみにこの小説は4部に分かれたリレー小説です。
ではどうぞ
────────────────────






















「私達は軍艦だ。考える事だっておかしいし、悩む事だって間違っている。でもこうして生まれてしまったからには、苦悩はむしろ幸運だ。悩んで悔やんで戦って死ね。それでこそ私達、新しい『何か』だ!」



「(略)私達が護りたかった国を、取り戻して! また護る為に戦っているんです! 私達の存在意義はそれしかない! 私達は軍艦です、軍艦なんです!! 私は大日本帝国海軍青葉型重巡洋艦一番艦青葉です!! この誇りは、誰にも曲げられない!!」



「御苦労さまです。限界まで主砲を積んでください。速力なんて要りません。殺しに行きます」



「私はここにいるのに、ここにいるのに!! 青葉はここにいるのに!! 衣笠、衣笠、衣笠、衣笠衣笠衣笠衣笠ぁぁぁぁぁぁッッ!!」



喜ばないと。喜ばないと。大喜びしないと。たとえ無理やりにでも! なのにどうして? こんなにも私は冷めている!?



頭の中の靄が一陣の風によって掃われたようであった。
そう、たった今、深海棲艦青葉と、今を生きる艦娘青葉は、接続を果たしたのだ!



「青葉、やめて! そんなことしたら、ほんとに死んじゃうよ!」



「今度二人で行ってみる?古鷹山に」
「呉の?」
「そう」
「アハハ、無理ですよ。私達、深海棲艦なんですよ。人間の敵じゃないですか。呉にも近づけませんよ。それに私じゃ山登りなんて無理ですよ」
(略)
「そのうち修理できるから大丈夫。そのうち戦争も終わるかもしれないし。そしたら二人で古鷹山に行って、そこで私はあなたにその花を摘んで渡すから、それで忘れてた事もチャラにして欲しいなぁって」
青葉は心の底から大笑いする。笑いながら泣きそうになる。夢みたいな話だ。いや夢そのものだ。しかし魅力的だ。甘酸っぱくて考えるだけで幸せになれる素敵な提案だ。



「──してください」
「聞こえないわよ」
「お願いです。殺してください。もう生きているのは嫌なんです。存在するだけで辛いんです」



「青葉、私は今でもね、ここでこうしていることが信じられない。まるで夢の中のように感じるの。帝国海軍古鷹型重巡洋艦一番艦、古鷹。それが今ここで青葉と一緒に女の子の身体で、こうしてお茶を飲んでる。ちゃんと紅茶の味だって感じられるし、好みだってあるし」



潜水艦ならばもう少し涼しい恰好なのになと恨めしそうに胸元の服を煽ぐ。
「青葉、はしたないよ」
「えー。だって古鷹、貴女しか見てないじゃないですか。それとも古鷹は、青葉をそういう目で見てるんですか?」
言って青葉は深く後悔した。古鷹が赤面して黙ってしまったのだ。
(あちゃー……)
沈黙と微妙な空気があたりを支配する。
「う、あ、あはは。冗談ですよ、冗談。あっつい!あっついなー!」
空々しいセリフを吐きながら青葉は立ち上がった。このままずっと二人で寝転がっていたら変な気分になってしまい、いつ間違いが起こるとも限らない。古鷹と一緒にと考えるならばそれこそ間違いではないのかもしれないが。



「違わないわよ。おっちょこちょいな青葉が古鷹の手を引いてヴァージンロードを歩くの。そしてこける。ねえさんすてきー」
「うっわ、めっちゃ棒読みですね」



「ちょ……何ごとですかこれは!」
報告を受けた提督が慌てて桟橋へ駆けつけた頃には第六戦隊の全員が泣き叫んでいた。
「青葉、衣笠に謝らなきゃって思って」と青葉。「ぐすん……青葉が、姉さんでごめんなさいって言って」続く衣笠。「うぅ……感動の姉妹の再会に」さらに古鷹。「なんかよくわかんないけど涙出た」最後に加古。



諸君。コレは最早戦争ではない。我々を人類に認めさせるための、生存を賭けた闘争なのだ。
かつての時代の礎を築いた我々が、今まさに未来を歩み行く我々が。確かに此処に居ることを高らかに宣言しようではないか!



非理法権天!
さぁ、懐かしの呉へ帰ろう!
笑って凱旋しようではないか!



照準を絞る。夾叉も必要ない。何より古鷹が支えていてくれる。
「古鷹、貴女を青葉にください」
「に"ぇっ!?」
「……間違えて本音を言ってしまいました。ごめんなさい。古鷹、貴女の命と未来を青葉に預けてください」
連結された砲身から、古鷹の息遣いを感じる。
「うん。青葉、信じてるよ」



「そうか、俺の想いも成就していたのか……。フフッ、アハハハ。だから現世(うつしよ)はとかく面白い。奇妙な縁(えにし)だな! 青葉。あの時お前の決死が拓いた活路は、今の此処に繋がっていたのだ! そしてこれからも。きっとお前の未来へ繋がっていく!」
(略)
「然らばだ青葉! 願わくば君も、良き人生を」



青葉は食い下がる古鷹の頬を撫でて言う。
「古鷹。いつか二人で星を見ましょう。貴女の名前のあの山ならよく見えますよ。青葉、星座なんて分からないから、古鷹が教えてくれれば楽しいですよ、きっと。だから、ふるた──」
言いかけた青葉の口を、古鷹の唇が塞ぐ。
「……」
「……ぷはっ。あっ、青葉。ごめんなさい」
「いえ……」
「行ってらっしゃいって言いたくて」
赤面した古鷹が視線を落とす。



ワレアヲバ、ワレアヲバ!
自分は青葉!
重巡洋艦青葉型一番艦青葉!
呉の青葉だ!
戦うことだけが存在意義ならば。
ヒトのカタチを為したりなんかしていない!



────────────────────

ラストシーンはお楽しみにとっておこう。
古鷹青葉をピックアップしすぎた感。
今は古鷹が唯一のケッコン艦だが、青葉は最初に出た重巡で一番好きな重巡だった
https://twitter.com/Sabolcrow/status/434710020609945601
俺個人としては二人が幸せになった関係を書きたいな
シリアスものは素晴らしい方々の供給でお腹いっぱいですし、自分に上手いストーリーは書けないので……w

1408_33.jpg

ありがとうございました。
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2014-08-23 Sat 21:51
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